日本社会文学会

Association for Japanese Social Literature

*機関誌『社会文学』総目次  (第21~30号)
  
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*   第二一号 特集〈帝国の周縁〉   (05年4月刊 )
 
[Ⅰ 座談会] 帝国の周縁浦田義和・川村湊・高橋敏夫
[Ⅱ 〈帝国〉という問題]
江見水蔭翻案・川上音二郎一座上演『オセロ』―重層化する〈周辺〉吉原ゆかり
〈ヤマト〉で〈オキナワ文学〉を語るために谷口  基
山之口獏と「方言札」井谷 泰彦
島尾敏雄の帝国と周縁―ヤポネシアの琉球弧から森本眞一郎
インドネシアにおける日本占領期の位置づけ・試論横山 豪志
私と台湾―殖民地問題を考える又吉 盛清
木山捷平「長春五馬路」から満銀券を思う
  ―なぜ満洲のお礼は二年間も通用したのだろう原武  哲
植民地支配と文学―金史良「光の中に」を視座として河合  修
[Ⅲ〈帝国〉の言説/〈帝国〉と戦争]
清代台湾的原漢衝突論考 王幼華 ・ 解説 石其琳
古丁と「下郷(農村宣撫)」解説・翻訳 梅定娥
私の戦争体験と文学梁  石日
[書評]
松澤信祐著『小林多喜二の文学』李  修京
筑波大学文化批評研究会編『〈翻訳〉の圏域』浦田 義和
高良留美子著『百年の跫音』小川津根子
小林幸夫著『認知への想像力 志賀直哉論』国松  昭
西田谷洋著『宮崎夢柳論』槇林 滉二
横手一彦著『敗戦期文学試論』奥山 文幸
*   第二二号 小特集〈現代文化の臨界点〉   (05年6月刊 )
 
リアリティなきリアリズム―日中戦争期の美術と文学飯野 正仁
詩は青春の文学か―伊藤信吉と遠地輝武西  杉夫
〈純粋小説〉としての現代ミステリ押野 武志
「負けてよかった」再考―小津安二郎の戦争・序説中澤千磨夫
「共感」と「共有」をめぐるノンフィクション
  ―稲泉連『ぼくもいくさに征くのだけれど竹内浩三の詩と死』を中心に高橋 敏夫
[創作]
犬が歩くとき も/賢者乞食最匠 展子
「コメント」川原よしひさ
[自由論文]
八・一五前夜の〈越境的〉知識人
  ―戦争協力と〈内的亡命〉の間:朝鮮における村山知義鄭  大成
ディアスポラ作家李恢成とアイデンティティ
  ―「つつじの花」から「青丘の宿」へ金  貞愛
黒島傳治における反戦小説の論理―その評論に見る田野 新一
[書評]
西田毅・和田守・山田博光・北野昭彦編『民友社とその時代』綾目 広治
渡辺房男著『インサイダー』呉  志良
千種キムラ・スティーブン著『三島由紀夫とテロルの倫理』小林 孝吉
関口安義著『芥川龍之介の歴史認識』溝部優実子
永平和雄著『近代文学を視座として』
 永平和雄遺稿集刊行委員会編井上 理恵
『種蒔く人』『文芸戦線』を読む会編
 『フロンティアの文学―雑誌『種蒔く人』の再検討』峰村 康広
沢豊彦著『田山花袋と大正モダン』五十嵐伸治
*   第二三号 特集〈記憶と文学―歴史と未来をつなぐもの〉   (06年3月刊 )
 
[インタビュー]文学における記憶と自由金石範  聞き手・小林孝吉
戦争という恐怖の記憶川村  湊
暴力の記憶―中村文則と鹿島田真希井口 時男
パレスチナの映画監督たち四方田犬彦
記憶と物語―李恢成『地上生活者』河合  修
記憶の収束、ドラマの拡散―向田邦子が描いた〈家族〉と〈日常〉高橋 重美
ゆらぎつつゆるく語り続けること杉浦  晋
韓国における戦争の記憶と文学
  ―「生産小説」にみる主体の忘却と国策への屈従趙  鎮基
ジェンダーから見た台湾「原住民」と表象―霧社事件を中心に李  文茹
[短歌]大津島行阿木津 英
[エッセイ]
「忘れる」ことの「罪」深沢 夏衣
樺太(サハリン)における戦争の記憶神谷 忠孝
抗日・反日の記憶土屋  忍
戦後史としての記憶の「朝鮮」李  修京
極私的戦後風景黒古 一夫
私を問い詰めてきた人たち石田甚太郎
プランゲ文庫所蔵版『雅子斃れず』横手 一彦
自分の記憶を自分のものに跡上 史郎
モノ語りに抗したい藤木 直実
外に閉じて内に開く眼の記憶後藤 康二
[自由論文]
漱石の『門』に投影される国家イデオロギーの翳金  正勲
朝鮮戦争と抵抗詩誌「石ツブテ」を語る松居りゅうじ
[書評]
大衆文化研究会『大衆文学の領域』成田 龍一
日本近代演劇史研究会編『20世紀の戯曲Ⅲ 現代戯曲の変貌』高橋 敏夫
「種蒔く人」の精神編集委員会編
 『「種蒔く人」の精神 発祥地秋田からの伝言』島村  輝
高阪薫・西尾宣明編『南島へ南島から―島尾敏雄研究』前田 角蔵
[コラム]山下若菜/伊原美好/羽矢みずき
*   第二四号 特集〈詩―現代へ、未来へ〉   (06年5月刊 )
 
日本の詩 現代の状況森田  進
朝鮮と日本の詩史―伝統と移入の問題をめぐって佐川 亜紀
伊藤信吉の〈旅〉―〈詩〉と〈ユートピア〉の再生東谷  篤
佐多稲子の詩と転換期の時代高良留美子
大和田建樹の新体詩運動―もう一つの欧米詩歌移植史沢  豊彦
[掌論]
詩の現在と二極化現象―詩的言語の価値を見直す中村不二夫
ネパールの詩と詩人・『花束』発刊の経過福田 美鈴
イスパノアメリカにおける文学(詩)の現在と未来細野  豊
戦場におけるある対峙―軍人清人西村皎三の魯迅への訣別山岸  嵩
秋田の詩人 安部英雄の戦争詩佐藤 公一
一二月八日翌朝の詩人たち腰原 哲朗
詩と国語教育―詩と言語永井 健一
[自詩紹介―詩を「なぜ書くのか」]
「いかに生きるべきか」とわが詩布野 栄一
私の青春と詩平林  一
語りえぬ心の深みより―詩集『塩飽』『浜辺のうた』評から平岡 敏夫
現実をどうとらえるか西  杉夫
それでも私は書く、詩を―愛と仕事の形川原よしひさ
現状打破への意志表示―自作自解少し金子 秀夫
詩が生まれる時大場 弘幸
[翻訳詩]アンバル・バストの詩訳・細野  豊
[自由論文]
「贋の季節」とは何か―梅崎春生の戦争批判高木 伸幸
内野健児と朝鮮呉  英珍
[資料紹介]ある日の日記/葉山嘉樹小正路淑泰
[書評]
森田進・佐川亜紀編
 『在日コリアン詩選集 一九一六年~二〇〇四年』木下 長宏
小林裕子・長谷川啓編『佐多稲子と戦後日本』田野 新一
[エッセイ]
日本詩人クラブ創立の精神に学ぶ北岡 淳子
心象の像を創造坂本 正博
『色彩の子供たち』のことなど―詩の授業から高野 光男
本屋の還り途内堀  弘
*   第二五号 特集〈〈働くこと〉と〈戦争すること〉〉   (07年2月刊 )
 
見えない戦争への〝想像力〟深津謙一郎
「労働」と女性文学―佐多稲子・角田光代・絲山秋子を手がかりに矢澤美佐紀
佐多稲子『新しい義務』―姉と妹の「乾き」小林美恵子
「満州開拓」と葉山嘉樹鈴木 章吾
「愛国」と「過労」をめぐって―労働文学と『種蒔く人』大和田 茂
「書くこと」の陥穽―宮崎資夫と火野葦平黒古 一夫
[講演]
三〇年後の絶望工場鎌田  慧
身体と労働の欠落にあらがう文学梁  石日
[エッセイ]
歴史体験が過去に内閉するとき―呉英珍氏に問う山﨑 正純
宇井純さんのこと北原 文雄
[自由論文]
芥川龍之介「馬の脚」論―自由への遁走関口 安義
中野秀人の無政府主義の文学と前衛精神柴田 大輔
安部公房が観た二つの闇の行方米岡 幹夫
[小説]嵐の予兆笹山 久三
[新資料]黒島傳治の金子洋文宛て書簡ほか須田 久美
[書評]
田中益三著『長く黄色い道―満州・女性・戦後』橋本 雄一
田村光彰著『ナチス・ドイツの強制労働と戦後処理』平野 栄久
佐藤公一著『小林秀雄の永久革命 漱石・直哉・整・健三郎』鈴木 美穂
『ジェンダーで読む〈韓流〉文化の現在』『韓流サブカルチュアと女性』遠藤 郁子
綾目広治著『批判と抵抗』奥山 文幸
坂本育雄著『廣津和郎研究』伊豆 利彦
*   第二六号 特集〈「在日」文学―過去・現在・未来〉   (07年6月刊 )
 
[インタビュー]時代の中の「在日」文学李恢成  聞き手・河合修
分断から離散へ―「在日朝鮮人文学」の行方川村  湊
変容と継承―「在日」文学の六十年磯貝 治良
アイデンティティー・クライシス黒古 一夫
変容概念としての在日性尹  健次
[インタビュー]『看守朴書房』から『火山島』へ金石範 聞き手・小林孝吉
虚無と対峙して書く―金石範文学論序説林  浩治
金鶴泳論櫻井 信栄
ソウルで『由煕』を読む徐  京植
小説は他人を巻き添えにしてよいか
  ―『石に泳ぐ魚』裁判をめぐって井口 時男
アイデンティティの脱構築としての〈自分探し〉
  ―柳美里『8月の果て』論岩田=ワイケナント・クリスティーナ
在日文学と短歌―韓武夫を手がかりとして高柳 俊男
在日詩のクレオール性をめぐって佐川 亜紀
近代史の影を見つめて―金煕明李  修京
[エッセイ]
「在日」文学は消滅するのか朴  重鎬
文学と出会う深沢 夏衣
多様化と空しさと李  美子
太陽が地底で昇った日郭  炯徳
[創作]
何処何様如何草紙4 歌ぱくきょんみ
屏風元  秀一
[コラム]きむふな/岩田=ワイケナント・クリスティーナ
[文献案内]「在日」文学文献紹介河合  修
[書評]
浦田義和著『占領と文学』横手 一彦
佐々木亜紀子著『漱石 響き合うことば』溝部優実子
*   第二七号 特集〈アジアの女性表現〉   (08年2月刊 )
 
[巻頭言]アジアに響く女たちの声岡野 幸江
[講演]アジアの女性との連帯を求めて津島 佑子
今なぜアジアの女性表現か綾目 広治
中国女性文学のいま―八〇年代「新時期」を起点として秋山 洋子
仮面の主体性との格闘―中国女性映画監督の歩み晏   岡
台湾原住民女性の「声」として語ること李  文茹
台湾における女性映像黄玉珊  小宮有紀子・訳
韓国女性文学の今日きむ ふな
悪い男と可哀相な女―〈テキサス村〉を描いた韓国映画川村  湊
ゆれる、女たち―アジアの女性映画監督、その歴史と表現斉藤 綾子
[エッセイ]
鳥の背におぶわれているものは―アジアの女性詩人佐川 亜紀
現実に立ち向かう・ネパールの女性詩人福田 美鈴
カンボジアの女性表現ペン セタリン
武器をもたぬ標的―インド先住民女性渡辺みえこ
瞥見・諸国文学事情―東南アジア女性文学の現状小林美恵子
[自由論文]
はらわたの言葉―李静和『つぶやきの政治思想』へ立花  涼
「サヨンの鐘」神話の解体
  ―真杉静枝「リオン・ハヨンの谿」と「ことづけ」を中心に呉 佩 珍
[随想]私の安曇野―歴史・風土・文化平林  一
[書評]
渡辺善雄著『鴎外・闘う啓蒙家』金子 幸代
北田幸恵著『書く女たち』高良留美子
*   第二八号 特集〈文学の〈今〉を問う〉   (08年7月刊 )
 
[巻頭言]文学の〈今〉を問う井上 理恵
[インタビュー]平野啓一郎氏に聞く平野啓一郎  聞き手・井上理恵 小林孝吉
遡源する精神と再生の物語―平野啓一郎『日蝕』『一月物語』小林 孝吉
小川洋子『博士の愛した数式』の語り手関谷由美子
桐生夏生『OUT』にみる〈金〉と〈渇き〉の果て小林美恵子
井上ひさしの演劇的戦争高橋 敏夫
野田秀樹の演劇における〈言葉の担い手〉の系譜今井 克佳
村上春樹『アフターダーク』の居場所渥美 孝子
中村うさぎ―「私」の〈存在価値〉を希求する葛藤体近藤 華子
「文学」の(不)可能性立花  涼
追悼・小田実―遺作『終わらない旅』を読み返す高橋 武智
[エッセイ]
幸徳秋水の死刑論鎌田  慧
「堪忍してください」辛  淑玉
[書評]
新・フェミニズム批評の会編『明治女性文学論』平岡 敏夫
西山拓著『石川三四郎のユートピア』西  杉夫
高口智史著『〈歴史〉に対峙する文学』本浜 秀彦
*   第二九号 特集〈環「日本海」文学の可能性〉   (09年2月刊 )
 
[巻頭論文] 「環日本海文学」の可能性―地域文学史を書き換える試み成田 龍一
[国際シンポジウム]
芥川龍之介と中国・朝鮮―『支那游記』『金将軍』を中心に関口 安義
大正・昭和期の朝鮮―中西伊之助勝村  誠
石川啄木とロシア呉  英珍
真杉静枝と台湾経験―昭和文学の失われた輪高良留美子
[特集論文]
小寺(尾島)菊子と「女子文壇」・「青鞜」金子 幸代
小泉八雲のヘルン文庫今村 郁夫
室生犀星と表棹影笠森  勇
「日本海詩人」とその歴史的意義福田 美鈴
宗教・反宗教・脱宗教―岩倉政治における思想の冒険森  葉月
岩倉政治―『稲熱病』に至る道秦  重雄
小牧近江と環「日本海」高橋 秀晴
[紹介]父翁久允と移民文学逸見 久美
[エッセイ]
横浜事件と私平館 道子
社会文学者横山源之助と富山黒崎 真美
〝米騒動〟と富山県井本 三夫
孫蔵の肖像と日本近代―中野重治『村の家』のひとつの問題丸山 珪一
[随想]東アジア詩人の役割金芝河  佐川亜紀・権宅明訳
[自由論文]
武田麟太郎「暴力」のテキストの整理に向けてブルナ・ルカーシュ
[書評]
岡野幸江著『女たちの記憶』沼田 真里
山崎正純著『丸山眞男と文学の光景』佐藤  泉
川口隆行著『原爆文学という問題領域』沢  豊彦
*   第三〇号 特集〈女性文学は、いま―グローバリズムとナショナリズムを問う〉   (09年6月刊 )
 
[巻頭論文]
グローバリズムとナショナリズムを問う―文学の力で批判的思考を取り戻す小森 陽一
[特集論文]
ロスジェネ雨宮処凛と津村記久子に見る「プレカリアート」と「ジェンダー」北田 幸恵
歴史の書き換えに抗する責任―近代史と女性文学作品からの考察李  修京
日韓女性詩から考える地球的生命観佐川 亜紀
女性たちは「蟹工船」をいかに読み、なにを書いたか島村  輝
集団創造の詩学―森崎和江『まっくら 女坑夫からの聞き書き』佐藤  泉
「ナショナル」な物語を超えて―今日のアジア系アメリカ女性作家のナラティヴ小林富久子
子育て小説覚書宮川 健郎
翻訳語「母性」「母性愛」の生成過程と定着まで
  ―日本の特殊な現実の中で人類の普遍的価値を志向するために阿木津英
[特集エッセイ]
ジーンズの中の手紙―「グローバリゼーション」の時代を考える岡野 幸江
「父の記憶」を引き継ぐ娘たち―津島佑子『あまりに野蛮な』を読む坂元さおり
文学研究における「場所」と「ジェンダー」本浜 秀彦
[三〇号記念小特集]堀切利高/祖父江昭二/沢豊彦/大崎哲人/
総目次
[投稿論文]
素木しづ論―〈健康な不具者〉というパラドクス沼田 真里
岡本かの子『越年』―加奈江と〈暴力〉近藤 華子
[書評]
尾形明子・長谷川啓編『老いの愉楽―「老人文学」の魅力』
米村みゆき・佐々木亜紀子編『〈介護小説〉の風景 高齢社会と文学』伊藤  博
須田久美著『金子洋文と「種蒔く人」 文学・思想・秋田』鈴木 章吾

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